先日、新人乗組員が乗船しているタンカー船を訪問しました。
現場では、積極的に業務へ取り組む姿が見られ、頼もしく感じました。
今回、本人より初乗船のレポートが届きましたので、以下にご紹介いたします。
【初乗船レポート】
初めての乗船生活では、想像以上に規律と安全意識が必要とされる環境であることを実感しました。
特に荷役作業では、わずかな油漏れやガスの発生が大事故につながる可能性があるため、作業の一つひとつに緊張感が伴いました。
安全確認やチェックリストの多さには驚きましたが、それだけ安全管理が徹底されており、安心して仕事や生活ができる環境だと感じています。
短期間の乗船でしたが、甲板手として荷役作業やバルブ操作、船体のペンキ塗りや錆打ち、航海当直での見張りなど、多くの業務を経験する機会がありました。
生活面では、船内という限られた空間での共同生活を通じ、人間関係やチームワークの大切さを強く感じました。
通信環境が限られるため連絡が取りづらい点は少し大変でしたが、会社がスターリンク導入を予定していると聞き、とても楽しみにしています。
航海中に見た夜空は広く、海の上から見る星空はとても綺麗で、疲れた心が癒される瞬間でした。
船内生活は決して楽ではありませんが、責任感や忍耐力、仲間との信頼関係を身につけられる貴重な環境だと感じています。
これからは、仕事をいち早く覚え、目の前の業務を着実にこなし、航海当直を任される日を目指して成長していきたいです。
将来的には航海士、さらには船長として活躍できるよう努力を重ねていきます。