【若手船員インタビュー】三洋海運商会で見つけた“やりがい”と“安心感”

三洋海運商会に新卒で入社した船員のお二人と、陸上社員との座談会。
入社して感じたこと、これから社会へ出る後輩へ向けてのメッセージやアドバイスも聞いてみました。
Sさん

一等航海士
京都府立海洋高等学校 卒業
Sさん

tさん

機関長
国立唐津海上技術学校 卒業
Tさん

Mさん

船員部
弓削商船高等専門学校 卒業
Mさん

入社のきっかけ

Mさん

三洋海運商会に入社したきっかけは何ですか?

Sさん

高校に求人票が来ていたのがきっかけです。

Tさん

僕も、高校に求人票が来ていたのがきっかけです。

Mさん

そうなんですね。入社前は当社にどんなイメージを持っていましたか?

Sさん

硬派なイメージがありました。でも実際は思っているよりも堅いイメージはなく、他の乗組員と接しやすい環境でした。

Tさん

僕も、安定した会社のイメージがありました。

Mさん

そもそも、なぜ船員になろうと思ったのですか?

Sさん

高校を選択するときに、「普通の勉強」をするより、なにか専門的な勉強したいと思ったんです。そこで、水産高校を見つけました。

Mさん

水産高校は身近な存在だったんですか?

Sさん

いいえ。まったく(笑)家族も最初は驚いていましたが、最終的には応援してくれました。

Tさん

僕は長崎県の五島列島の出身で、地域的に船乗りは多いんです。田舎なので、学校の選択肢が限られていたのもあって海員学校を選びました。

Mさん

お二人は学生時代、成績は良い方でしたか?

Sさん

普通ですかね。

Tさん

僕も普通です。

Mさん

社会人になって、学校の成績は仕事と関係があると感じますか?

Tさん

関係ないと思います。

Sさん

勉強が得意じゃなくても、やる気さえあれば、船乗りになれます!

Mさん

ちなみに、学生時代に「やっておけばよかった」と思うことはありますか?

Sさん

しっかり遊ぶ。そして、できる勉強はしておく。やらなくてもいいけど、やってて損はない。

Mさん

学生時代に資格は取得しましたか?

Tさん

3級海技士の筆記試験は取得しました。

Mさん

現場での経験を経て挑戦することが多い試験を、学生時代にクリアしているのは素晴らしいですね!

船員の魅力

Mさん

船員の魅力は何だと思いますか?

Sさん

給料と長期休暇ですね。

Mさん

Sさん、まだ20代ですが、最高金額の買い物はなんですか?

Sさん

音響セット総額300万円ですね。

Mさん

高額ですね!休暇はそれで遊ぶのを楽しみにしている感じですか?

Sさん

はい、でも最初だけでした。ほぼ買って満足で終わってます。

Mさん

Tさんは、結婚される前と後で、お金の使い方に変化はありましたか?

Tさん

結婚する前は、自分の趣味や欲しいものに結構お金を使ってました。でも、今は家族のために使うことが多いですね。家族に貢いでるなーって(笑)

Mさん

ご家族への想いが伝わってきますね。どんな時に“家族に貢いでるな”と実感しますか?

Tさん

子どものために何かを買ったり、家族旅行の計画を立てたりしている時です。自分のためよりも、家族が喜んでいる姿を見るのが一番嬉しいですね。

Mさん

幸せのおすそわけ、ありがとうございます。

Mさん

Sさん

Tさん

Mさん

長期休暇は何をされていますか?

Sさん

最近は、運動不足解消もかねて、スケートをはじめました。

Mさん

シューズも見させてもらいましたが、本格的ですね!

スケート靴の写真

Sさん

まだ始めたばかりですが、いいシューズを買いました(笑)今のところ楽しく続いています。

Tさん

僕は、家族と旅行へ行ったり、一緒に遊ぶ時間が一番の幸せですね。

Mさん

お子さんやご家族との時間が、仕事の励みにもなりますね。

Tさん

そうなんです。船の仕事は大変なこともありますけど、長期休暇中にゆっくりと家族と過ごす時間があるから、また頑張れるんです。

Sさん

陸上の仕事って、どうしても休みの日に仕事が入ったり、予定していなかった対応が必要になったりすることもありますよね。

Tさん

そうそう。でも船員にはそれがないから、休暇はしっかり休めるからありがたいですよね。

Mさん

いいな!私も船員になりたい!(笑)

Tさん

はい。だから、船員の仕事は、やめられません。(笑)

三洋海運商会の魅力

Mさん

三洋海運商会の魅力を教えてください。

Sさん

皆、仲が良いところです。

Tさん

当社の船は、乗組員がだいだい5人~10人くらいなんですよね。

Sさん

そうそう。人数が少ないからこそ、仲がいいです。

Mさん

船に行くと、年齢関係なく和気あいあいとしてて、『家族みたいだな』と思っていました。

Sさん

そうなんです。一緒に過ごす時間も長いし、なんだか家族みたいな雰囲気になりますよね。

Tさん

困ったときも自然と助け合えるし、みんなとの距離が近いからこそ安心して働ける環境だと思います。何でも気軽に話せる雰囲気があって、仕事の相談はもちろん、プライベートのことまで話したりします。

Mさん

安心して何でも話せる環境だから、船での生活も楽しくなるし、働きやすさにつながりますね。

Tさん

困ったことがあっても、すぐに誰かに相談できるので心強いです。ほんとに“仲間以上、家族未満”って感じです。そのうち、顔も似てきますよ。

Mさん

Sさん

Tさん

3人で笑っている写真

Mさん

三洋海運商会のタンカー船はいわゆる「小型船」と呼ばれている船の大きさですが、小型船ならではの魅力を教えてください。

Sさん

仮バース多いことですね。小型船は着岸できる場所が、大型船より圧倒的に多いので、仮バースが取りやすいんです。他には、大型船では入れない、狭い港に入ることも多いから、勉強になります。

Mさん

なるほど。それは、大型船とは違う、小型船ならではの魅力ですね。仕事の内容での特徴はありますか?

Tさん

乗組員の人数が少ない分、一人ひとりに責任があるのでやりがいがあります。それに、頑張れば若いうちから役職を任せてもらえるんです。

Mさん

若いうちから責任を持って仕事ができるのは、大きな成長につながりますよね。

働き方について

Mさん

Tさんは、男性育休を取得されましたね。

Tさん

はい。早い段階で、会社にも伝えていたので、出産前から産後1か月と、パパ育休を取得しました。

パパ育休の写真

Mさん

育休、どうでしたか?

Tさん

初めての子育てで戸惑うこともあったけれど、育休を取れたおかげで奥さんとゆっくり色々な話ができました。それと、父親になった実感を得られました。

Mさん

数年前までは、育休って取りにくい世の中でしたよね

Tさん

そうそう。でも実際に私は取れました。しかも船員なのに!

Mさん

船員って、家族のイベントに参加できないというイメージが強いですが、時代と共に変わってきましたね。

Tさん

そうですね。会社のサポートもあって、安心して育休を取れるようになっています。

Mさん

実際、今も2名ほど、パパ育休を取っている方がいらっしゃいますね。

Tさん

そうですね。僕もまた取りたいと思っています。

Mさん

もちろんです。パパ育休、大賛成です。もっと長く取れるように制度を広げたいですし、安心して出産や子育てに向き合えるようにしていきたいですね。赤ちゃんが増えることは会社にとっても大きな喜びですから。

Mさん

(うなずく)

Sさん

(うなずく)

Tさん

(うなずく)

会社の制度について

Mさん

会社の制度について、実際の魅力はどんなところですか?

Tさん

給与や労働条件はルールもしっかりしていて安定していると思います。

Mさん

雇用条件がしっかりしていないと不安ですよね。

Tさん

そうなんです。三洋海運商会は、休暇や福利厚生も整っているので、安心して働けますし、長く続けやすいのも魅力です。

Sさん

定年退職の時も安心です。

Mさん

まだ20代なのに、そんな先のことまで考えているのですか?(笑)

Sさん

もちろんです(笑)

Mさん

退職金制度も充実しているのは、三洋海運商会の強みですね。

今後の目標

Mさん

今後の目標を教えて下さい。

Sさん

今はまだ“これ!”という大きな目標は無いんです。ただ、これまで先輩方に教えていただいたことを、今度は自分が後輩に伝えていきたいと思っています。

Mさん

先輩にしてもらったことを後輩に、良い循環ができていますね。

Tさん

僕は目標にされる機関長になることです。

Mさん

“目標にされる”って、良いですね。どんな機関長を思い描いていますか?

Tさん

技術的なことはもちろんですが、それ以上に、人として信頼される存在になりたいです。『あの人みたいになりたい』と思ってもらえるような機関長になるのが目標です。

Mさん

そんな先輩がいるからこそ、後輩も安心して成長していけるのだと思います。

Sさん

Mさんの目標はありますか?

Mさん

船員さんが安心して、長く働き続けられるように、今いる仲間を大切にすることですね。その上で、新しく入ってくる若い人たちにも“三洋海運商会に来てよかった”って思ってもらえるように、陸上から全力でサポートしたいと思っています。

Tさん

陸上からのサポートがあると、僕たちも安心して目標に向かえます。

Mさん

そうですね。お互いの目標が重なっていけば、もっと強いチームになれると思います。
船と陸が一緒に成長していけたら、それが一番嬉しいです。