RECRUIT
三洋海運商会の海上職

Outline
目次
WORK
タンカーのお仕事
当社の乗組員は、199GT~999GT(一般的に500KL型船~2000KL型船)のタンカーに乗船し、日本一円を運航しています。
タンカーは危険物を輸送するため、専門的な知識や資格が必要です。
また、航海や積荷管理だけでなく、荷役作業(積荷・揚荷)も自ら行うことが特徴で、安全への責任感とチームワークが求められます。
その分、給与面は他の船種よりも優遇され、仲間との信頼関係や技術力も培われ「海のプロフェッショナル」として誇りを持てる仕事です。
さらに、日本各地を航行するなかで、満天の星空や幻想的な海の光景など、自然を身近に感じることができるのも魅力で、陸上では得られない経験をすることができます。
甲板部


甲板部は、船の運航計画の立案や計画に則った操船、積荷の管理や荷役設備の取り扱いや整備を担当します。
そのため、航海に必要な海技者免許や無線資格などの取得が求められます。
また、安全な航海を行うためには、自然を相手にする必要があります。
そのため、気象や海象を的確に把握し、航海中の判断を行うことが求められるなど、重要な役割を担っています。
当社では、未経験者であっても資格取得を支援する体制が整っており、航海のプロを育成しています。
機関部


機関部は、船の主機関をはじめとする、船に備わる各種機器の操作や整備を担当します。
海上では陸上からの支援が困難なため、機器が故障すれば座礁や漂流などの大事故につながることから、定期的な機器の点検や整備を行うことで事故を未然に防ぐ重要な役割があります。
そのため、機関を扱うために必要な海技者免許の取得と知識、技術力が求められます。
当社では、機械に向き合うことが好きな未経験者の指導・育成にも力を入れています。
司厨部


司厨部は船内の“食”を担う部署として、献立作成、食材の仕入・調理・食材管理、衛生管理を徹底し、乗組員の健康管理をサポートする仕事です。
また、調理だけでなく、港で積み込んだ食材を無駄なく使い切る工夫も求められます。
毎日の食事は乗組員の健康と士気を支える大切な要素であり、司厨部は食事を通じて仲間を支えています。
当社の船舶では、料理が好きな人であれば未経験者でも大歓迎です。
船舶料理士資格を希望する方には、資格取得に向けた準備のサポートも行っています。
INTERVIEW
先輩の声
甲板部 R.N
大分県立海洋科学高等学校 卒業

船員になりたいと思ったきっかけは?船員の魅力を教えてください
中学3年生の時に手に取った水産高校のパンフレットが船の仕事に興味を持つきっかけでした。もともと海が好きだったこともあり、「海や船に関わる仕事がしたい」と思うようになりました。
夏休みに参加した体験入学で実際に船に乗ったときには、爽快感とワクワク感を味わい、船乗りになることを決意しました。特に魅力と感じたのは、陸上での仕事とは異なり、まとまった休暇があることです。就職先としてタンカー船を選んだ理由も、フェリーやタグボートに比べて、連続して20日から1ヶ月ほどの休暇が取れる点に魅力を感じたからです。
日頃の担当業務内容を教えてください。
甲板部の主な仕事は船の運航・操船、航行中の見張り、荷役作業や、船体の保守整備、海図の補正などです。その中で現在、私が担当している仕事は、船体の錆を落とし、ペンキを塗る作業や、最新の水路通報を確認し、海図へ記載し、常に最新の状態を維持することです。他には、荷役作業前には必ずミーティングを行い作業の流れを確認して安全に進められるよう努めています。航海中は交代で見張りを行い、船を安全に運航しています。

仕事のやりがいを教えてください
休暇中などに職業を聞かれ、「船に乗って、ガソリンなどを運んでいます。」と答えるとほとんどの方にびっくりされます。 実際に私たちが運んでいるのは、ガソリンや灯油、漁船や農業機器に使う重油、飛行機に使うジェット燃料など、社会を動かすために必要不可欠なエネルギーです。 自分の仕事が、日々の生活や産業を支えている、その誇りが何にも代えがたいやりがいにつながっています。
長期休日は、どんな過ごし方をしていますか?
船員は長期休暇がしっかり取れるため、趣味も楽しめます。私は念願のバイクを購入し、ツーリングを満喫しています。大型・中型・小型の3台のバイクを乗り分け、さまざまな景色を求めて、自由に走り回る時間は最高です。また、家族や愛犬と旅行に出かけたり、普段なかなか会えない友人たちと泊りがけで遊ぶこともあります。
仕事と休暇のメリハリがあるからこそ、こうした趣味の時間も思いっきり楽しめることができる、船員の仕事はやめられません!

入社を検討している人にメッセージをお願いします
三洋海運商会はアットホームな会社です。先輩方が優しく見守り、わからないことも親切に教えてくださり、育ててくれます。そのおかげで私も安心して、楽しく働くことができています。
入社時に免許を持っていなくても、必要な資格は入社後に取得できますので、免許が無いからと諦める必要はありません。
ぜひ、三洋海運商会に入社していただき、一緒に働ける日を楽しみにしています。
機関部 S.H
国立波方技術短期大学校 卒業

船員になりたいと思ったきっかけは?船員の魅力を教えてください
高校生の頃、地元を離れてみたいという思いから、全寮制の学校を調べていたときに、偶然、船員養成の学校を見つけました。そのときは、「なんとなく」で船員を志したのですが、実際に学校で船について学び、就職してみると、自分の選択は間違っていなかったと感じています。
例えば、水平線に沈む夕日や、遠くに折り重なった島影など、日々の中に感動を覚える瞬間がたくさんあります。そうした景色や体験が船員になってよかったと思わせてくれる大きな魅力です。
日頃の担当業務内容を教えてください。
機関部の主な仕事は船の動力源であるメインエンジンや、発電機、その他様々な補機類の定期的な計測、観察、保守整備などを行い、常に良好な状態を保つことです。その中で現在私が担当している仕事は、エンジンが消費する燃料油の管理計算や、荷役に用いるカーゴポンプの操作などがあります。船内の各部署で連携し、荷物の安全輸送に従事しています。

仕事をしていてうれしかったこと・やりがいを教えてください
陸上との仕事とは違って、長期の休暇があるのでそれを活用して、愛車のバイクでツーリングをすることを楽しみにしています。あるとき、よく仕事で入港する港の近くにあるガソリンスタンドを利用した際に「もしかしたらこのガソリンは、自分たちが船で運んできたガソリンかもしれない」と思ったことがありました。そのとき、直接「ありがとう」と言われる機会は少ない仕事であっても、日々の生活を支える大切な役割を担っているのだと実感しました。自分も社会の歯車の一つとして地域や人々の暮らしに貢献できているという思いが、大きな励みとなっています。
荷役がない日は、船内でどのように過ごしていますか?
小型のタンカー船なので、荷役がない日には仮バースへ着桟することが多くあります。
その際には、航海中には稼働しているため行えない各機器類のメンテナンス作業を行っています。稼働中だとゆっくり行えない作業も、落ち着いて集中し、取り組むことができます。また、船体保守に支障のない範囲で、読書や映画鑑賞をしてゆっくり過ごしたり、その土地の観光など自由な時間を楽しみ、リフレッシュして過ごしています。

入社を検討している人にメッセージをお願いします
三洋海運商会は、学校で学んだ知識と実際の実務とのギャップを埋めるために、必要な経験を、惜しみなく積ませてくれる会社です。私自身も、先輩方の胸を借りながら多くのことを学び成長することができました。数ある船会社から三洋海運商会を選んで良かったと感じています。経験の有無を問わず、やる気と前向きな姿勢があれば経験豊富な先輩方が教えてくれますので、是非、皆さんも三洋海運商会で一緒に働きましょう!
司厨部 K.M

司厨という仕事を知ったきっかけは?
前職は大学芋屋さんで働いていました。
あるとき、知り合いの船員の方から、司厨の仕事について話を聞く機会があり、「高校時代に取得した調理師免許を活かせる!」と思い転職しました。
これまでで一番大変だったことは?どう乗り越えましたか?
入社したばかりの頃は、乗組員からメニューの味付けや内容について指摘を受けることもあり、悩むこともありました。船の仕事は体を動かす場面が多いため、しっかりとした味を好む人もいれば、幅広い年齢層に合わせる必要もあり、それぞれの好みに対応するのは大変でした。
それでも経験を重ねる中で、少しずつレパートリーも増え、今では幅広いメニューを作れるようになりました。得意料理は、乗組員からも好評なチキン南蛮です!

工夫していることは何ですか?
私なりの工夫として、もし乗組員の口に合わない料理があったときに備えて、代わりの料理を用意するようにしています。
また、せっかくの料理も冷めてしまうと美味しさが半減してしまうので、できる限り昼食は“できたて”を提供するように心掛けています。
普段から雑談を通じて好みを聞いたりして、みんなの好きな味や献立を把握するようにしています。
家族の食卓のように、食事の時間が少しでも楽しみになり、船内での暮らしがあたたかく感じられるよう工夫しています。

荷役がない日は何をしている?
荷役がない日や、仮バースでの停泊時には、乗組員も外出するため、調理の必要がない日があります。そのような日は、外出し、美味しいものを味わったり、映画を見たり、趣味の買い物を楽しんだり自由な時間をすごしています。
また、寄港するさまざまな土地で、その土地ならではの美味しいものを味わえるのも、この仕事の魅力のひとつです。
入社を検討している人にメッセージをお願いします
船内生活での楽しみの一つとして、食事は欠かせません。その食事を任される司厨の仕事は、とてもやりがいのある仕事だと感じています。
買い出しから献立作成、調理・提供まで一連の流れを担う中で、食卓の雰囲気作りや船員との何気ない会話も大切にしています。料理の腕を磨くと、仲間から直接『おいしい』と声をかけてもらえることがあり、その言葉が自信になり、さらに成長することへの励みになっています。
是非、三洋海運商会の司厨部の一員として、力を貸して下さい!
TRAINING PROGRAM
研修制度
船に乗る心構えから、タンカーの基礎知識、安全のポイントまでしっかり学べます。はじめての方でも不安なくスタートできます。
確かな研修と仲間の支えで、あなたの“船員デビュー”を全力バックアップします!
CAREER PATH
キャリアパス

RECRUIT
募集要項
新卒採用
募集職務 |
内航船(油タンカー船)の甲板部・機関部・司厨部 |
---|---|
採用人数 |
若干名 |
応募資格 |
原則として、2026年3月もしくは9月に海事系教育機関を卒業もしくは卒業見込みの方 |
初任給 |
当社規定による ※入社時の年齢、乗船する船によって若干の変動があります |
諸手当 |
タンカー手当、危険物手当、タンク掃除手当、家族手当、その他の手当 |
賞与 |
年2回(7月/12月) |
昇給 |
年1回 |
退職金制度 |
有(会社規程による) |
休暇 |
年間102日(3か月乗船1か月休暇のサイクル) |
待遇・福利厚生 |
社保完備、交通費全額支給、永年勤続表彰(10年毎)、祝金、見舞金等 |
居室 |
完全個室、ベッド、TV、冷蔵庫、机等完備 船内wi-fi完備(順次スターリンク搭載予定) |
供食 |
司厨長乗船につき不要(朝・昼・夜の食事提供有) |
その他 |
・主たる航路:京浜~北海道、京浜~阪神~九州 ・加盟船主団体:全内航 ・加盟労務団体:全日本海員組合 ・研修制度(法定上必要となる研修については、会社負担にて受講いただきます) ・その他、会社で定めるスキルアップ研修があります ※別途グループ会社にて貨物船(ばら積み)も募集しております |
※詳しくはお問い合わせください
中途採用
募集職務 |
内航船(油タンカー船)の甲板部・機関部・司厨部 |
---|---|
採用人数 |
若干名 |
応募資格 |
・六級海技士(航海・機関)以上の海技免状を有する方優遇(甲板部・機関部) ・調理師免許または船舶料理士資格を有する者(司厨部) ・タンカー経験者優遇 ・海上職未経験者 応相談 |
給与 |
経験・スキル等を考慮の上、当社規定により決定 |
諸手当 |
タンカー手当、危険物手当、タンク掃除手当、家族手当、その他の手当 |
賞与 |
年2回(7月/12月) |
昇給 |
年1回 |
退職金制度 |
有(会社規程による) |
休暇 |
年間102日(3か月乗船1か月休暇のサイクル) |
待遇・福利厚生 |
社保完備、交通費全額支給、永年勤続表彰(10年毎)、祝金、見舞金等 |
居室 |
完全個室、ベッド、TV、冷蔵庫、机等完備 船内wi-fi完備(順次スターリンク搭載予定) |
供食 |
司厨長乗船につき不要(朝・昼・夜の食事提供有) |
その他 |
・主たる航路:京浜~北海道、京浜~阪神~九州 ・加盟船主団体:全内航 ・加盟労務団体:全日本海員組合 ・研修制度(法定上必要となる研修については、会社負担にて受講いただきます) ・その他、会社で定めるスキルアップ研修があります ※別途グループ会社にて貨物船(ばら積み)も募集しております |
※詳しくはお問い合わせください